新しい川崎を発信するハブスポット「ON THE MARKS」

神奈川県川崎市。横浜市の隣に位置し、臨海部に多数の工場が密集するエリアは戦前から日本の重工業を支えてきた歴史ある都市であり、東京港や横浜港が国際貿易や客船ターミナルの役割を果たしてきたのに対し、川崎港は工業港として栄えてきました。近年はそんな工業地帯の夜景が人気を博し、多くのガイドツアーが組まれているようです。

 

そんな「工業の街」というイメージが強いこの川崎に、これまでのホステルの概念を崩すとてもスタイリッシュな空間ができたと聞き早速お話を伺ってきました。




ホステルの名は『HOTEL&HOSTEL ON THE MARKS川崎』。羽田空港から約15分、横浜・品川駅からはなんと約8分という申し分のないアクセスの良さ。近年は成田国際空港のみならず、羽田空港にも多くの国際線が就航しているので海外の方にとってもとても有り難いロケーションです。Google Mapで住所を調べて川崎駅から歩いて向かいます。




歩くこと約6分程、外観が見えてきました。事前に大規模なホステルであることは知っていましたが、想像以上に大きいです。私がいままで訪問したホステルの中では一番の大きさではないでしょうか。




道路を一本奥に入りついに到着しました。商業施設「ラ チッタデッラ」のちょうど裏手辺りでしょうか。「ON THE MARKS」というお洒落なファザードが迎えてくれました。アメリカンで南国チックなエントランス。中に入る前からここは日本なのか?と自問してしまうくらいのお洒落な佇まいに圧倒されてしまいました。興奮する気持ちを抑えて中に入っていきます!




期待を裏切りません。いや、凄すぎます。中に入って最初に目に入るのは、ヘッドホンを装着したカッコいい鷲と、おしゃれなレコードとともに飾られた「BED,FOOD AND MUSIC」の文字。あとから聞いてわかったのですが、川崎市は音楽のまちづくりを推進していることで有名で、ここON THE MARKSでは宿泊施設の枠を超えて、街の音楽イベントとの連動やサテライト会場としての機能も果たしているとのこと。これだけでも普通の宿泊施設ではないことがお分かりいただけるかと思います。




ホステルのフロントはどちらにあるのでしょうか?どうやらこちらではないようです。このお洒落な空間については後ほどじっくり説明させていただきます。




クラフトビールが並ぶバーカウンターを右手に通り過ぎ、奥に進むとやっとフロントが見えてきました。なんともおもしろい作りです。普通のホテルであれば、入り口付近にフロントがありますよね。でもON THE MARKSは敢えて一番奥にフロントをもってきています。これには理由があり、入ってすぐの空間はダイニングバースペース、奥に進むとホステルという導線をつくることにより、同じフロアで全く別の2つの機能を果たすことが可能になっているのです。




周りを見渡して気づいたのですが、たしかに宿泊客ではないカフェ利用のお客様の姿も多く見受けられます。ダイニングバーだけでも十分やっていけそうなクオリティの高さ。こちらは後ほどインタビュー内でご紹介したいと思います。




ON THE MARKSのコンセプトは「旅行も、仕事も、忙しく楽しむ僕らの旅の発着地」。「旅の拠点として、お気に入りの街に印(Mark)をつけるきっかけの場所となるように」との想いが込められているそう。続いて気になるお部屋を覗いていきます!




と、その前にスタッフさんが持ってきてくれた鍵をみて驚きです。なんでしょうこのこだわり抜かれたキーリングは・・・持ってみるとずっしりとした重さ。使えば使うほど味が出てくるようにと敢えて銅を使ったキーリングを使用しているらしいです。これならうっかり部屋に忘れてしまってもすぐに気づきそうですね(笑)




お部屋は大きくわけて3つのタイプ。こちらは「BUNK BED」というタイプのお部屋です。一番リーズナブルなタイプですが、一般的なカプセルホテルやホステルに比べ、ゆったりと快適に過ごせるW1200のベッドに加え、H1080のプライベートスペースがあるため男性が座っても十分快適です。 貴重品を格納できるセキュリティボックスを備えてあるので安心して寝ることができます。






続いてこちらは「COMPACT ROOM」。リーズナブルでも自分の空間を大切にしたいゲストにお薦め。よくみるとお分かりいただけるのですが、ベッドの位置が床から少し高くデザインされているのです。海外からのゲストが多いこともあり日本的な小上がりの様式を取り入れているのだとか。




最後に「STANDARD ROOM」。こちらは各部屋にユニットバスまたはシャワーの付いたシングル、またはダブル(2名利用可)のプライベートルームです。




またこれはご案内いただく中で教えてもらったのですが、なんと女性専用のフロアがあるのです。ドミトリータイプだとカーテンなどの敷居があるとはいえ、隣のお部屋と近いこともあるので女性にとってはとても嬉しいですね!




実際にこんな形で女子会利用も増えてきているのだとか。旅人や観光客だけでなく、週末の仕事終わりに友人集まってグループでのお泊まり会なんて使い方も素敵ですね!






(左から支配人の谷川さん、筆者、レストラン店長の田島さん)


ここまで見学させていただく中ですっかりON THE MARKSの虜になってしまった私、気づいたらフロントで販売されているON THE MARKS Tシャツを購入しておりました(笑)早速、支配人の谷川さんとレストラン店長の田島さんにホステルをはじめたきっかけや川崎の魅力について伺っていきます。


ーこんにちは!本日はよろしくお願いします。おふたりは立ち上げからやっていると伺っています。どのような流れでON THE MARKSに関わることになったのでしょうか?


谷川さん:実は私はいままでずっとホテル業だったんです。いわゆるビジネスホテルや横浜にあるラグジュアリーホテルなど幅広く経験しました。しかし一般的にホテル業というとルーティンワークが多めでポジションが大きく変わらない限りは毎日同じような仕事が続くのです。変化することが好きな私は、それにどこか物足りなさを感じてしまい、あるときホテルを辞めてしまいました。その後は元々世界一周がしたいと思っていたこともあり、ヨーロッパ一周の旅に出ます。そこで初めてホステルというものに出会い、魅力を感じたんですね。帰国し次はどんな仕事に就こうかなーと考えているときにたまたま今の会社(ON THE MARKSを運営しているのはUDS 株式会社)に出会い、新しく川崎でプロジェクトを始めるからやらないかとお話をいただき、ジョインすることとなりました。



(OPENは2015年9月)


田島さん:僕は高校生の頃からCMが好きで大学では広告の勉強をしました。就職先は希望通り制作会社に新卒で入ることになります。15秒とかで人の心を動かす仕事に魅了されていたんです。しかし実際に仕事をしてみると中々自分が関わった作品を見る機会が少なかったり、作品をみた人々のリアクションを感じることができず、どこか違和感を感じていました。いろいろな選択肢を模索する中で、労働環境的な問題も重なり退職することとなります。UDSには転職活動をする中で出会いました。ここなら自分が本来やりたい「企画したものをお客さんに届け、リアクションやフィードバックをもらい、更に良いものを創り上げる」仕事ができるのではと感じ、ジョインすることにしました。最初はアルバイトからのスタートでしたが、フロント業務なども経験し、現在はレストランの店長を任せてもらっています。



(ダイニングバーではここがホステルなのを忘れてしまうくらい充実したメニューが提供されている)


ーなるほど。おふたりとも全く違ったバックグラウンドなのですね!ON THE MARKSは2015年9月OPENなのでちょうど1年半くらい経つかと思いますが、川崎を盛り上げるために取り組まれていることを教えてください。


谷川さん:皆さん、川崎って聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?正直少し前までは繁華街が栄えていることもあり、ちょっと治安が悪いイメージがありました。でも最近は徐々に変わってきているんです。


私たちも2017年のサービスコンセプトは「おしゃカワる」をテーマにいろいろな活動を始めています。

あ、「おしゃカワ」について説明させていただきますね(笑)「おしゃカワ」は私たちが作った造語なのですが、「カワ」にはまず①「川崎」の"カワ"、続いて②「かわいい」の"カワ"、これは単純に「可愛い」って意味だけでなく、地元の皆さんに「愛される」って想いも込めています。そして最後に③「変わる」の"カワ"です。自分たちも変わり続けながら、この川崎を変えていくんだ!っていう強み気持ちを込めています。



(Instagramの公式アカウントでは日々人の温かさを感じる写真がUPされている)


田島さん:エントランスを入ってすぐの場所に「BED, FOOD AND MUSIC」と書いてありますが、単純に「泊まる=BED」という機能以外にも価値を提供できるように工夫しています。


最初に「FOOD」についてです。実は川崎はお肉が有名でして市内にはたくさんの焼肉屋さんがあったり、精肉工場があったりします。でもON THE MARKSで普通にお肉を出してもつまらない・・そこでスモークのエッセンスを加えて、お肉はもちろん、チーズなども提供することにしました。






またクラフトビールにもこだわりを持っています。ブリマーブルーイング、サンクトガーレンなどの川崎周辺のブルワリーに加え、人気の京都醸造、さらに季節に合わせてピックアップされる全国各地のブルワリーのビール、計約 7 種類の樽生クラフトビールが楽しめます。






最後に「MUSIC」ですが、川崎は音楽シティの顔も持ち合わせています。1Fダイニングバーではヴィンテージのスピーカーからアナログレコードの音をBGMとして流しています。また定期的に生ライブイベントも開催しているので、食事やお酒を楽しみながら音楽を楽しむこともできます。尚、ダイニングバーは朝、昼、晩と営業していますし、宿泊客じゃなくても大歓迎です!





その他にも「 KAWASAKI WEDNESDAY RUNNING SESSION 」というランニングイベント(隔週水曜日の夜にはみんなで川崎の街を走り、参加者にドリンク 1 杯無料券を提供し、お疲れビール!という素敵すぎるイベント)や英会話教室、バルーンアートスクールやただ銭湯に皆で行く企画(笑)など、常にイベントを開催しているので、お気軽にお立ち寄りください!


ー僕は横浜生まれ横浜育ちなのですが、まさかお隣の川崎にこんなにも素敵なホステルがあったとは知りませんでした。本日は興味深い話を聞かせていただき、ありがとうございました。このあとクラフトビールいただきます(笑)では、最後に読者の方に一言お願いします!


谷川さん:ON THE MARKSを目当てに川崎に遊びにきてください!きっと皆さんの知らない新しい川崎を感じていただけるかと思います。お話させていただいた通り、ただ泊まるだけでなく、プラスアルファでゲストさんによって楽しみ方がたくさんあるのが大きな魅力です。例えばホステル内には和を取り入れたイラストがいくつもあるので、フォトジェニックな写真を撮ってSNSにあげて楽しんでください(笑)シーンも様々で、カップルで来るもよし、女子会で来るもよし、仕事終わりのビジネスシーンで来るもよし、皆さんのお越しを心よりお待ちしています!





いかがだったでしょうか?


宿泊だけでなく、食事や音楽も同時に楽しむことができる、いままでにない全く新しいスタイルでゲストを迎え入れる「ON THE MARKS」。

 

コンセプト、空間、そして提供される食事とクラフトビールに酔いしれてしまい、つい取材で訪れたいたことを忘れてしまうほど楽しんでしまいました。敢えて表現するのであれば、「ホテルにはあるけど、ホステルにはなかった快適さ。ホステルにはあるけど、ホテルにはない安さとアットホームな雰囲気」


スタッフさんの温かさもとても感じ、ゲストの半分くらいがリピーターさんだという事実も頷けました。


ここON THE MARKSを「旅の発着地」として、素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

谷川さん、田島さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました!


Facebookページ:https://www.facebook.com/onthemarks.kawasaki/


Twitter:@MarksKawasaki

Instagram:https://www.instagram.com/onthemarks/



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1992年生まれ、神奈川県横浜市出身。
高校在学中、語学留学のためアメリカ合衆国メリーランド州に滞在。高校卒業後、英国大学への進学を目指しJCFL(日本外国語専門学校)に進学。英国・カナダの大学から入学許可が出るものの、ビジネスに興味を持ち19歳のときに㈱ビジネスバンクグループにインターンとして参画、起業家志望の大学生1000名が集まる祭典「起業家スーパーキャリアカンファレンス( http://bbank.jp/ksc/index.html )」の初代代表を務め、その後20歳で正社員として入社する。約5年間ほどHR領域を中心に起業家支援業に従事し、2016年に東京シェアハウス合同会社に転職。全国のユニークな宿と体験がオンライン検索・予約できるWebプラットフォーム「シェアチケット( https://shareticket.jp/ )」の立ち上げに携わる。現在、箱根・強羅に「HAKONE guesthouse gaku.」を立ち上げマネージャーを務める。また2014年よりCoupeメンズモデルとしてモデル活動を開始。これまでに資生堂uno、Uber Japanのプロモーションモデルや首都圏30以上の美容室のサロンモデルを担当。2017年にはライフスタイル誌「GQ JAPAN」のミレニアル世代特集に取り上げられる。生活の拠点を複数を持つ「マルチハビテーター」として東京、湘南を拠点に多拠点居住を開始。インドネシア・バリ島にも拠点を準備中。
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