【第12回】理想の滞在のススメ〜ゲストイン長岡京〜


「ゲストイン」はご存知でしょうか??


近年、京都に一棟貸しやゲストハウスが年々増えているかと思います。至る所に宿があって、こんな場所にも!と驚くことが多いのではないでしょうか。Webサイトで宿泊したい宿を調べていても、ネットだけの情報では違いがわからず、どこに泊まろうか迷われている方が多いかもしれません。


そんな方にオススメなのが、ホテルとゲストハウスの両方の良さを取り入れた「ゲストイン」という形の宿です。ゲストインは高級民宿と呼ばれ、旅行業界の中で密かに話題を呼んでいます。ホテルの様な個室の綺麗さと、ゲストハウスの様なゆったりと落ち着く空間が楽しめるのがゲストイン最大の特徴です。


今回ご紹介するのは、京都の中でも少し落ち着いた場所にある長岡京で、夫婦で営まれている「京都ゲストイン長岡京」のオーナー小泉園栄さんにお話を伺いました。


それでは小泉さん、宜しくお願いします!


上質な京の都


小泉さん:私たちが宿を営む長岡京は、もともと観光を売りにした土地柄ではありませんでした。商売をする人も少なく、お店なども京都市内と比較したらずっと少ない場所でした。



彼が40年間ホテルマンをしていて、私も旅行業界で働いていたので、今の宿運営のような仕事をやりたいとう思いは抱いていたのですが、この街で宿をやるならどういうものが良いかをずっと考えていました。


(出典:長岡京市 ホームページ)

その中で、長岡京は竹が有名ということもあり、コンセプトの中に"竹"の要素を取り入れようと思いました。竹は昔から日本人に馴染みのある植物ですので、竹を用いた空間でお客様が寛げる宿を作ろう!これが、この宿の原点です。



長岡京市は2年前から、街の観光に力を入れており、このロケーションを「上質な旅」として全国に発信していこうとしています。田舎に行くと、ランクが落ちるようなイメージがありますが、この街はとても豊かな町なので、来てくださったお客様にお得感を与える。上質感を味わってもらうことができると思います。



今の現状を申し上げると、京都市内での宿が埋まらないと、わざわざこの地域にまで足を運ぶことは少ないと思うのですが、これからこの街を選んで来ていただける取り組みを町全体で推進できたらと思っています。


そんな長岡京市で、宿を始めて1年半が経ちます。今現在は、少しずつではありますがこの街にビジネスマンの方や海外のお客様も来ていただけるようになりました。



宿に来られた多くの方が口を揃えて「ほっとする」と言ってくださいます。この駅に帰って来られた時点でホッとする。この宿に戻って来て、もっとホッとする。そんな居心地の良い宿になっているのかなと思います。


全部で4部屋ありますが、お食事を1階で取られたとしても、30分ほど食事の時間はずらしているので、他に宿泊されているお客様を気にする必要はありません。ただ、宿泊者同士の交流というのを疎かにしているという訳でもございません。



施設内1階にはこちらのBarが併設されているので、お酒を飲みながら、交流されている方も多く見受けられます。蔵を改装したBarは2階建てですが、多少騒がしくなっても外に響かないので、気兼ねなくお酒と交流を楽しんでいただくことができます。


非日常空間でくつろげる宿


宿の特徴は重ねて申し上げているように、まるで我が家のように寛げることです。一旦チェックインされて、部屋を閉め切ってしまえば、完全に自分たちだけの空間になります。



長岡天神や京都市内を観光された後、チェックインされるお客様のほとんどがお部屋から出て来ないケースが多いです。京都市内の観光を目的に来られた方でも、結果的に、宿でほとんどの時間を過ごしたというお話もよく耳にします。


せっかく観光に来てくださるのに、外に出ないのはもったいないかなと思ったりもするのですが、旅の目的が多様化している中で、このような滞在の仕方も今後増えてくるのかなと思います。



こちらは比較的早く埋まりやすい人気のお部屋です。バリアフリー対応にもなっていますが、カップルで泊まられる方も多いです。



非日常の我が家と言うのでしょうか。お部屋も綺麗にしているので、日常とは違った雰囲気があるかと思います。



外でご飯を買って、そのままお部屋で寛ぎながら、夕食を済ませる方も多いようです。



また、お部屋だけなく、お風呂もこだわりの空間に仕上げているので、1、2時間平気でお風呂に入っている方も多いようです。



当宿は、もともと祖母が暮らしていた家で、建物が平屋だった時から人の出入りが多く、人がよく集まる空間だったので、この土地自体が人に喜んでもらえる場所なのかもしれません。この宿での「くつろぐ」はちょっと意味の違う、自然に土地が持ってたくつろぎの場所かな。とも思います。


傷心の方も当宿に来られては、滞在中に少し気持ちが前向きになって帰って行かれる方も多いのですよ。


ゲストインはホテルと思われるかもしれませんが、1棟貸しとしても利用できます。2名、2名、1名の計7名で貸し切っていただき、同窓会に利用していただいたこともありました。


*通常は高学年以上のお子様しか受け入れしていないのですが、貸切していただければ、小さいお子様づれの方でも予約可能になります。


ゲストハウス滞在時の理想の過ごし方



当宿にご宿泊されるお客様の観光スポットNo.1は光明寺(こうみょうじ)です。特に紅葉を見に来られる方が多いので、11月の中旬〜下旬までは毎年すぐに満室になってしまうのですが、目的はやはり光明寺を訪れる方がほとんどです。


隠れたパワースポット



柳谷観音(やなぎだにかんのん)の楊谷寺(ようこくじ)というお寺があるのですが、そこが山寺となっており、電車やバスなどの公共交通機関が通っていない場所にあります。もし行かれる方は自家用車かタクシーを利用することになるかと思いますが、実はパワースポットで有名な場所なんです。


光明寺と同様に、楊谷寺を観光の目的に滞在されるお客様も多いです。眼病治癒のお寺で、目の神様がいると言われています。水が湧いているのですが、その水を飲むと目が良くなると言われています。もともと弘法大使(こうほうたいし)が発見したものと言われていて、それで有名になっています。


しっとりしたお寺なんですが、外国の方は絶対に行かれますよ。



長岡天満宮もすぐ行くことができます。


*写真のキリシマツツジは4月下旬から5月に鮮やかな色になり圧巻です。


また、ご飯屋さんでオススメなのは、京風おばんざい「さわらぎ」です。ここに宿泊される方には大好評です。京都のおばんざいを7~8種類から選べて、1000円以下で食べられます。


野菜の煮物を小鉢に入れていて、メインにチキンカツ、ご飯にお味噌汁がついているので、お腹いっぱいになるかと思います。


大人の街、お酒の街



当宿から歩いて3分ほどの場所にサントリービールと山崎のウイスキー工場があります。日本人のお客様はここを目当てに来られる方がとても多いです。午前中に当宿を訪れ、そのまま車を止めてサントリーの工場へ直行される方もいます。工場ではビールや、山崎のウイスキーが試飲できるので、酔いの回ったお客様は当宿でお昼寝なさって、酔いが覚めた夜にはBarで飲んで1日を締める方もいらっしゃるほど。お部屋から出てこない理由は昼寝してるのかもしれないですね(笑)


*山崎ウイスキー工場の体験も事前予約が必要になりますので、以下URLからご確認ください。

https://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/access/


*サントリー工場体験は2018/1/20現在は施設工事の為お休みしています。

https://www.suntory.co.jp/factory/kyoto/


また、サントリーの向かいには、仕出し料理の古都久(ごとく)さんがあります。予約を事前にすると電話一本で仕出し料理を持って来てくださるので、宿でゆったりと食べたい人にも大好評です。お寿司に定食、どんぶり、夜は京料理の焼き魚から天ぷらまでなんでも作ってくれます。結構有名なお店で遠くから来られる方もいらっしゃいます。


京都・長岡京の魅力



長岡京で暮らしている人たちは、意味で外国人慣れしてないので本当に親切です。


例えば、宿では貸し自転車をしているのですが、海外の方は無謀にも長岡京市を一周しようとします。そして大概迷子になりますが、町の人がわざわざ宿まで連れて帰ってくれます。


困っている人がいたら、声を掛ける人もたくさんいますね。知らない人でも「おいでおいで、これ食べてみ。」と。昔ながらの人を受け入れて、構ってあげる。京都らしさが残っています。


それは、余裕のある方が多いからだと思います。京都市内では悪く言えば観光地化してしまっている部分があると思います。もちろん、全てのお店ではないですが、観光客に物を売ろうとしているお店が多いのではないでしょうか。


京都の外にいるからこそ見える部分もあるかもしれません。長岡京は昔ながらの京都の人に出会えます。


最後にゲストイン長岡京の話になりますが、旅行業のプロとして、変なサービスは出せないので、細かいところまでこだわっています。食べやすいテーブルの高さ、寝やすい枕。など小さい所の部分はなかなか気づかないかもしれませんが、長く滞在されると気付く方も多いです。


私たちが世界中、日本中の宿を周り、よかったもの、暖かいおもてなし、気の利いたサービスなど体験したことを全部詰めこみました。


夢を詰め込んだ宿になるので、ぜひ宿泊していただいたら嬉しいです。ゲストイン長岡京、小泉園栄さん、ありがとうございました!




いかかでしたでしょうか?京都から少し離れた場所だからこそ、落ち着いた時間が取れるのかもしれませんね!もし、ご興味がありましたら、高級民宿のゲストインへ滞在してみてはいかがでしょうか??きっとゆったりと素敵な時間が過ごせるはずです。






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シェアチケットマガジン編集部 「理想の滞在のススメ〜オーナーに聞いてみた、京都の魅力シリーズ」を配信中!!

・京都にある素敵な名店
・観光客が誰も知らない隠れたお寺
・京都の人でもなかなか知らない歴史 などなど

普段生活しているだけでは気づかないことが沢山あります。

その京都の魅力を地域に一番詳しいと言っても過言ではない
ゲストハウスのオーナーさんに教えてもらいます!

もしかしたら、この記事を読めば普段とは違う京都に出会えるかも。

また、ただ宿に泊まるだけじゃもったいない。

一棟貸し宿、ゲストハウスにはオーナーさんの想いが沢山、詰まっています‼︎

宿の特徴、こだわり、どういった風にお客様に喜んでいただけるなど、小さいものだと意識しないと気づかないかもしれません。

宿の想いを知っていただくことで、ゲスト様が
少しでも宿を身近に感じ、安心して、宿泊を楽しんでもらえれば嬉しいです。

そんな宿とゲスト様の距離を近づけれるような記事をご紹介できればと思います。


もし京都のお店や観光などで気になることがありましたら、なんでもご相談ください^^

思い出に残る、素敵な旅をご提供します。

Hikaru Watanabe

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