近代的アートや柔らかな空間と一緒に新しい金沢の魅力に触れる旅

2015年に北陸新幹線が開通してより身近に感じられるようになった石川県へ出かけたいとおもったきっかけは、日本三大庭園の兼六園での雪景色、夜のライトアップを見たかったからです。


金沢のスポットを調べていくうちに歴史ある金沢の風情ある町並み以外にも、近代的なアートをテーマにしたスポットも多くあり、そちらにも魅力を感じたので、1泊2日というわずかな時間だったのですが、両方とも回りたくてプランをたてました。


金沢21世紀美術館
1日目14:00


旅の最初の目的地は金沢21世紀美術館です。

JR金沢駅から兼六園口(東口)方面のバスで約10分で、兼六園のすぐ近くにあり、アクセスしやすいです。


この美術館は、金沢の近代アートに触れることができる美術館で、2004年に誕生した地元金沢市民と世界のアーティストが新しい文化の創造と新たなまちの賑わいの創出をコンセプトに開かれた近代美術館です。


世界的に有名な建築家妹島和世と西沢立衛が設計した円形でガラス張りの美術館の建物は、そのコンセプトを象徴しているかのように多方向にむけて大きな広がりと透明性をもった明るい公園のような美術館です。


21世紀美術館といえば、レアンドロ・エルリッヒの「スイミングプール」というぐらい有名なスポットで、お天気のいい日に行くとちょうど太陽が差し込み、水面が波打ってるようにキラキラしています。

プールの水面下と水面上から撮影できますのでなかなか撮れないおもしろ写真を撮ってみてはいかがでしょうか。




金沢海みらい図書館
1日目16:00


金沢21世紀美術館の見学が終わったら、金沢市役所前を通って香林坊まで徒歩で出ました。

三菱UFJ銀行のそばのバス停で「金石行き」のバス(33/60四十金石線)に乗って約23分ほどで「金沢海みらい図書館前」につきます。ここから徒歩で1分ほどのところに図書館があります。


金沢海みらい図書館は、2011年にオープンした約40万冊の蔵書を誇る金沢市で4番目の図書館です。


建物の4面を取り囲む「パンチングウォール」が内部に大きな空間を生み出し、壁から自然光が採光できる機能が柔らかな図書館のリーディングルームを作り出したことが大きく評価され、2012年にグッドデザイン賞を受賞し、英国BBC放送の「世界の素晴らしい公立図書館4館」(2013年)、米旅行ガイドサービスFodorsの「世界の魅力的な図書館ベスト20」(2014年)に選ばれました。


日本国内だけでなく世界的にも評価が高い図書館とのことで興味があったので、行ってみることにしました。

受賞の決め手になっただけに、外観からお洒落ですが、中に入ると白壁にたくさんの丸窓が埋め込まれていて水玉模様になっています。


丸窓はサイズが3種類ほどあり、単純に並んでいるようで、微妙な違いがあるところも面白いです。

よく見ると、丸窓に埋め込まれている素材が異なり、図書館の機能を配慮して明るさや眺め、プライバシーなどが微妙に調整されているようで、そこからの光の入り方が素晴らしいです。

建物の内部の壁や棚などは白で統一されていて、天井が高く吹き抜けもあるので室内には開放感があります。


お洒落な空間で本を読みながらゆったり過ごせます。




HIMITO
1日目17:00



柔らかい空間に包まれた図書館の空間に浸っておきたい気持ちを後に、次の目的地「アートギャラリーカフェHIMITO(光水土)」へ急ぎます。


ここは金沢でまだあまり知られていない観光スポットの一つで、インスタでも話題の場所です。


先ほど乗ってきたバス路線(33/60 四十万金石線)をまた来た通りに戻ります。「金沢海みらい図書館前」のバス停で「南部車庫行」のバスに乗り25分、「片町」のバス停で降ります。そこから犀川大橋へ向かって南西へ。犀川大橋北詰めの交差点を左折し、犀川の川沿いを真っ直ぐ歩いていくと、途中から遊歩道になっています。


室生犀星の文学碑のちょうど左手にHIMITO(光水土)があります。


HIMITOではオーナーの才田春光さんの「ピールアート」という作品の世界に触れることができます。「ピールアート」アートとは果物の皮(ピール)から創作された芸術作品を指します。


才田さんは小さいころから捨てられる果物の皮や野菜の皮が気になって、ご自身の楽しみとして創作活動をはじめたそうです。店内には果物の皮を使ったピールアートのランタンが神秘的な光を放ちながら数多く飾られていました。


そしてなんといっても目を奪われるのが奥のスペースにある、一万本のたんぽぽの綿毛のドライフラワーが装飾された幻想的な空間です。


コーヒーまたは紅茶を飲みながら才田春光さんが作品についてたくさんお話してくださいました。

どの作品も、本来はゴミ箱へ捨てられてしまうもの。

才田さんの全ての命を愛おしく思う気持ちが伝わってきました。


金沢市内外でもアトリエを開催されている才田さん。


要予約ですが、HIMITOでもピールアートの体験ができます。おすすめはランタン作り。

時間がない方は自宅で楽しめるピールアートキットがありますが、物作りが好きな方は、ぜひ旅の思い出に体験されるのもおすすめです。





兼六園
1日目18:00


外はもう真っ暗です。今日最後、そして今回の旅の1番の目的地兼六園です。

兼六園へは歩いても行ける距離ですが、ここはバスを利用することにしました。


アクセスはHIMITOを出てすぐ左へ河川沿いに桜橋を目指して歩きます。桜橋を渡って、「金沢周遊バス(左回りルート)」のバス停「桜橋」で、「金沢駅行」のバスに乗ります。

桜橋のバス停は桜橋から少し先へ進んだ所にあるので、注意してください。

「広坂」のバス停で降りて、すぐ右手に兼六公園の入り口が見えてきます。


日本三大庭園の一つでもある兼六園は「回遊式」の庭園で江戸時代の代表的な大名庭園として四季折々の移ろいを楽しめる庭園として多くの人に親しまれているので、おすすめです。

私が行った冬の夜間ライトアップは、雪の積もった景色が風情があってとても素敵で、特に名木唐崎松の雪吊り姿は冬ならではの絶景でした。


きっと春は桜、夏はカキツバタの紫と緑、秋は紅葉とどの季節も美しい景色の兼六園となるでしょう。ほかの季節もまた訪れたいです。


夜間のライトアップは期間限定で「春・夏・秋・冬の段」として開催されています。

夜の17時30(季節によっては18時30分)から21時までとかなりゆっくり見ることができます。


オススメのスポットは兼六園の小さな橋の上から見る唐崎松のリフレクションがとても美しいのでぜひ見ていただきたいです。




金沢ニューグランド ホテルプレミア
1日目19:00

兼六園の雪景色の余韻を胸に、ホテルまでゆっくり歩いていくことにしました。


ホテルへは金沢21世紀美術館、金沢城を雄山神社へ向けて斜めに横断し、尾山神社前の交差点を目指します。

交差点を渡り、すぐ右折するとホテルが見えて来ます。兼六園からホテルまでは約15分ほど。


ちょっとした金沢の夜のお散歩になりました。金沢の中心部にあり、今日の訪問先へのアクセスもよかったです。


「金沢ニューグランドホテルプレミア」は、「金沢ホテルニューグランドホテル」のアネックスが2018年4月に大幅なリノベーションを行なってリブランドオープンしたホテルです。


金沢の街にしっくりと馴染む上質な邸宅風のホテルには伝統の加賀五彩を取り入れた5種類の客室が揃っています。


ロビーは広々としていて高級感があり、接客はとても丁寧でした。私が宿泊した客室は、こだわりのアメニティーグッツや旅の疲れを癒すのには十分な広さと清潔感がありました。


また地元の新鮮な食材を使った和洋ビュッフェの朝食には、シェフが目の前で作ってくれるオムレツや金沢の醤油店が作る玄米甘酒があり、地元ならではのおもてなしを感じられる爽やかな朝のひとときを演出してくれました。




近江町市場
2日目12:00


ホテルに荷物を置き、江戸時代から続く「金沢の台所ー近江町市場」へ出かけることにしました。


ホテルから金沢のメインストリートに出て北へ歩くこと10分、「武蔵ヶ辻」の交差点右手一体が近江町市場です。金沢駅や兼六園、ひがし茶屋街からも比較的近くアクセスしやすい近江町市場は金沢でとれた新鮮な魚介類や加賀野菜が豊富な市場です。


なんと言っても目を惹くのが新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼です。

さまざまなお店が海の幸をこぼれんばかりに盛り付けており、見た目の豪華さに負けず、もちろん味も言うことなく満点でした。


その他にも海鮮の串焼き、コロッケなどの食べ歩きや、お土産を選んだりと金沢のグルメがいっぱい詰まった近江町市場、おすすめです。




旅を終えた感想

金沢は風情があり、歴史ある町並みというイメージでしたが、旅を終えてみて、金沢の素晴らしい部分も残したまま、近代的アートをテーマにした観光スポットも多くあり、新たな金沢の魅力に触れることができました。


観光スポットがコンパクトにまとまっているので、1泊2日で金沢のどちらのよさも一度に堪能できたのがよかったです。



  0
  0
コメント
0