広島・西条酒祭りと尾道ぶらり旅

日本には本当に多くの酒処があり、数知れない種類の日本酒が作られています。


そんなたくさんの酒処の中でも、「日本三大酒処」と呼ばれる酒処があります。

それは兵庫県の「灘」、京都府の「伏見」、そして今回の旅で訪れる広島県の「西条」です。


そんな広島県の中でも注目の酒処西条は、日本中からお酒好きの観光客が集まる、愛酒家には言わずと知れたスポットなんです。


中でも西条が一年のうち最も注目されるのが、毎年10月上旬に20万人を超える人出でにぎわう、お酒の祭典「広島・西条酒まつり」です。

今回は日本三大酒処、広島の西条で行われるこのお祭りに参加するために、広島へ旅をしてきました。


旅の前に「西条」について少しご紹介しましょう。


西条は、酒造家で吟醸酒の産みの親である三浦仙三郎が生まれた場所として知られています。東広島市に位置しており、西条はその中心、山に囲まれた盆地にあります。古くは弥生時代から人が住み、前方後円墳や遺跡がある歴史あふれる街なのです。


酒処である西条以外にも、広島には見所がたくさんあります。今回の旅では瀬戸内海に面した街、尾道にも足をのばしてみました。


歴史に浸る広島城
1日目 10:00 広島城


今回の旅の始まりは、ここ、広島城から。

広島駅から路面電車で15分、町の真ん中に位置する広島城。


春には多くの桜が咲き誇り、たくさんの観光客が訪れるそうです。今回は秋のしっとりした雰囲気の中、歴史に浸ることができました。


安土桃山時代に毛利輝元が築いたこの城は、原爆によって天守閣が全壊したそうです。ですが、城跡内には江戸時代以前の石垣及び内堀が残っており、史跡に指定されています。

全壊した天守閣は外部・内部共に改装を行い、現在は武家文化をテーマとした歴史資料館となっています。


広島城は、江戸時代から戦時中、現代にいたるまでの歴史の流れを感じることのできるスポットでした。





広島風お好み焼きで満腹
1日目 11:00 ひろしまお好み物語 駅前ひろば



広島といったらお好み焼き!ですよね。


広島のお好み焼きは、生地と肉などの具を一緒に混ぜてから焼く関西の一般的なお好み焼きと違い、生地を混ぜずに重ね上げて焼きます。 中身もちょっと違っていて、広島風お好み焼きは そば・野菜がメインです。野菜と甘めのソースのコラボレーションが何とも美味! 


そんな広島のお好み焼きを堪能したい人必見!

広島駅から徒歩3分の駅前ビル6階には、なんと15軒ものお好み焼き屋さんが軒を連ねる「広島お好み物語駅前ひろば」があるんです。

お好み焼きのはしごもできちゃう、なんともすばらしい施設です。観光客だけでなく地元の人もたくさん訪れる人気のスポットだそう。広島のお好み焼きは一度食べたら忘れられない味でした。


腹ごしらえもしたことで、いよいよ今回のメインイベントである西条酒祭りへ出発しましょう!




この旅のメインイベント!酒まつり
1日目 13:00 西条酒まつり



西条駅の周辺にはなんと7つもの酒蔵が密集しています。

特に駅の東側には多くの酒造施設が密集しており、レトロな洋館の醸造元や、白とのコントラストが美しい土蔵造りの酒蔵群、町家造りも残る独特な景観です。赤い屋根がとても印象的でした。


日本酒好きならずとも、この街並みは必見の価値あり!ここの酒蔵巡りだけで1日では足りないくらいです。 


今回訪れたのは、1年の中でもこの街がもっとも賑わう時期、毎年10月の頭に開催される「西条酒まつり」。なんと来場者数は20万人を超えるそうです。地域を挙げての日本酒の一大イベントですね!


この酒まつりの期間中は町全体がお祭り会場!

全国約1000銘柄の地酒の試飲ができる酒ひろばのほか、西条酒蔵通り周辺では各蔵元がコンサートなど趣向を凝らした酒蔵イベントを催しています。日本酒好きには、試飲イベントはたまらなくうれしい!

お酒が飲めなくても、子供から大人まで1日楽しめるお祭りです。


ただし、日本全国だでなく近年は外国からも多くの観光客の訪れるこの期間は西条近辺のホテルが全く取れなくなるので、行きたい人は早めに予約することをオススメします。


今回のお祭りでは、西条の魅力を知ることができました。またいつか、今度はゆっくりと酒蔵巡りに来てみたいと思います。






福山城から街を見渡す
2日目 10:00 福山城



駅の目の前にそびえたつ福山城。山を背景にそびえ立つ天守閣は、まるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。


福山城は1622年に水野勝成が築城した江戸時代における名城で、なんと日本100名城にも選定されているそう。

今回もたくさんの写真を撮っている人に出会いました。


広島城と同様、第二次世界大戦時の空襲により天守閣などは全壊消滅しましたが、伏見城から移築したと言われている伏見櫓・筋鉄御門は広島県内では初のとなる国の景観重要建造物に指定されています。

再建された福山城天守閣は現在福山城博物館として運営されており、最上階の展望台からは市内が一望できます。




レトロなモナカルームでちょっと休憩
2日目 11:30 Hand made ice からさわ



福山駅から電車で20分移動するとで港町である尾道へ到着です。

尾道は半日もあればぐるっと徒歩で回れる小さな街ですが、その小さな街の中に山も海も集約されていてたくさんの見どころがギュッと凝縮されたようなる、とても魅力的な観光地です。


映画や小説の舞台としても知られていますよね。ひとたび街の中に入ると細い路地には古いお寺や日本建物が並んでおりノスタルジックな雰囲気がただよっています。


尾道駅から少し歩いたところにあるのがアイス最中で有名な「からさわ」です。モナカルームと名付けられた昭和を感じるレトロな店内スペースで食べるアイスは、風情も相まって絶品です。その場で食べるだけでなく、お持ち帰りもできるのでお土産にもオススメです。




味のある商店街をぶらぶら
2日目 12:00 尾道商店街



情緒あふれる尾道はただ街を歩いているだけでなんだかワクワクしてくるようなところです。

尾道商店街は、尾道市のど真ん中 東西1.2キロの商店街、 アーケードがあるので天気を気にせずぶらぶらできるのがオススメのスポットです。


商店街には銭湯を改装したカフェや、昔ながらのお店が立ち並び、フォトジェニックなスポットであふれています。食べ物屋さんもたくさんあるので、食べ歩きしながら歩くのも楽しそう。


商店街は明るく賑わっていますが、ひとたび路地裏に入れば、まるで映画の世界に迷い込んだかのような気分に。

こんな風に一度にいろんな雰囲気が味わえるのも、尾道の魅力です。




旅を終えた感想

今回の旅のメイン西条酒まつりでは、想像を超える規模の大きさ、人の多さに圧倒され、酒どころのパワーを垣間見ることができました。

一度にたくさんの種類の日本酒に触れることができ大満足!地方にはこんなに素晴らしいお祭りがあったのかと、地方の魅力を再発見できた旅でした。


西条だけでなく尾道のノスタルジックな雰囲気もとても魅力的でした。同じ県でも西条と尾道でこんなに雰囲気が違うものかと驚きました。

想像以上に見所満載の広島。今度来るときには西条の酒蔵をゆっくりと巡りたいですね。


広島には宮島や平和記念公園など、今回は行けなかった観光地もたくさんあるので次回はぜひ行ってみたいと思います。



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東京出身、東京在住の唎酒師・着付師。
ミス蔵グランプリ。
主に酒蔵ツアーの記事を書いています。
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